栄養ドリンク・ドリンク剤の成分事典

栄養ドリンク活用術

疲れた時や病気のときなどに飲んだら元気になりそうと思い出すのが栄養ドリンクです。
しかし、沢山の種類がありコンビニで気軽に購入できるものから薬局でしか購入できないものも
あります。

CMの俳優・女優のイメージで購入するのも賛成（？）ですが、成分の配分などから選択する
方法も視野に入れてそのときの自分に合った選択をしてください。

では再度、主な成分について確認してみましょう。

タウリン：
　血中のコレステロール値を下げる働きがある。
　肝機能を強化する働きがある。

ビタミンＢ１：
　糖分を分解し、エネルギーに変える働きがある。

ビタミンＢ２：
　目の疲労を軽減し、視力を回復させる働きがある。
　炭水化物、脂肪、タンパク質の分解を助ける働きがある。

ニコチン酸アミド：
　脳神経の働きを助け、頭痛を予防する働きがある。
　食欲不振、下痢などの胃腸障害を緩和する働きがある。
　アセトアルデを分解し二日酔いを防ぐ働きがある。
　血管を拡張させ血行をよくする働きがある。

カフェイン：
　中枢神経を刺激し、覚醒させる。　血行をよくし、筋肉痛を和らげる働きがある。

これら主な成分とドリンク剤のラベルに記載してある成分分量を踏まえて以下の様な時に
飲用されると効果的です。

風邪をひいた時：
　ビタミン類を多く含むものがオススメです。
　風邪に栄養補給が一番効果的です。　特に胃腸が弱っているときなどには無理に食事をするより
　栄養ドリンクを飲んだ方がよい場合もあります。
　ただし、眠れなくなるおそれもありますのでカフェインの多く入ったものは避けるようにしましょう。

眠りたくない時：
　眠たくなったら眠るのが一番身体にはよいです。
　ドリンク剤はここぞというときに活用し　覚醒作用のあるカフェインのはいったものを選びましょう。
　カフェインを特に多くふくんだ眠気覚まし専用のドリンクも販売されています。
　（写真）

目の疲れ：
　眼精疲労に効果のあるビタミンＢ１，ビタミンＢ６，ビタミンＢ１２とビタミンAの含まれているものを
　選びましょう。でもビタミンは，食べ物や栄養補助食品から定期的に摂取することが一番オススメです。

肩こりがひどい：
　血行をよくするビタミンEやニコチン酸アミドなどが効果的です。
　また，カフェインやビタミンＢ群が痛みを和らげます。

貧血気味：
　鉄分を多く含むものを選びましょう。　ビタミンＢ１２も効果的です。

　　
『栄養ドリンクで元気一発！』　という心理的な作用によって、疲れが回復したような気になります。

でも基本は、栄養ドリンクに頼りすぎず、日常の生活の中で疲労回復ができるような生活習慣を身につけましょう。
もちろん、栄養ドリンクが悪いわけではありません。　

そうすれば、奥の手としての栄養ドリンクの効果を　より上手に利用できる体になります。
まずは、食事・睡眠・サプリメント・リラクゼーションなど自分に効果的な方法を見つけてください。

　
　
（注意）
　最近ではアルコールを含んだ飲料に対する取締りが厳しくなっております。　
　お酒が苦手な人や車の運転をする人は、購入前にアルコールがはいっていないか確認をお願いします。
　ドリンクには糖分が多く含まれているのでカロリーが高くなっています。
　ダイエットしたい人はカロリーの取り過ぎになる場合もありますのでご注意ください。

【主な栄養ドリンクメーカーと栄養ドリンクサイト】

◆　大正製薬

◆　大鵬薬品

◆　佐藤製薬

◆　武田薬品工業

◆　三共

◆　エスエス製薬

◆　田辺製薬